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last modified: 10 05, 2009

 
 

Rencon Workshop at ICMPC 10

自律システム部門

自律システム部門では,システムそのものの演奏表現能力を競います。主にルールベースや事例学習などによる完全自律型演奏生成システムを対象としています。一部の前処理を除き,生成処理過程において人間による介入は認められません。演奏に込められたシステムの音楽的な“感性”が ICMPC 参加者の投票と楽曲提供者の採点によって評定され,順位付けが行われます。優勝チームには Rencon 賞が贈られます。また,技術的に優れたチームには Rencon 技術賞が贈られます。

システムに求められる要件

[+] は必須項目です

  • [+] 下記いずれかの形式による楽譜ファイルが入力できること。
    • MusicXML形式
    • 標準MIDIファイル(SMF)形式
  • [+] 演奏表現を付与するための頭脳を持っていること。
    たとえば以下のような表情付け処理を行うことが含まれます。
    • フレーズ・声部・発想記号など楽譜から読み取れる音楽構造に対し演奏知識(ルール)を適用する。
    • 学習用の実演奏データから音楽構造に沿った演奏特徴量を取得し,課題曲に適用する。
  • 生成演奏の良し悪しを自律的に判断できること。
    • 生成時に,演奏表情に関するパラメータを人間が操作しない。
    • 生成された演奏に対し,人間が手修正・評価を行わない。
      (当日までの準備段階で学習を行うことは可)
  • [+] 生成演奏を標準MIDIファイル形式で出力すること

system requirement
<当日のシステム生成処理の流れ>

コンテストの流れ

自律システム部門 打ち込み部門
0.設営
1.開場
2.課題曲発表,楽譜データ配布
3.演奏生成セッション開始(制限時間60分)
3-1.楽譜取込&前処理 3-1.制作&フリートーク
3-2.データフォーマットの確認(本部ブース)
  自動ピアノで鍵盤の動きを確認できます(2回)
3-2.提出
3-3. 提出  
3-4.提出後(自由時間)
  見学者とのフリートーク
  システムデモンストレーションなど
 
4.リスニングタイム開始(約40分)
  • 1分間のシステムPR
  • 自動ピアノによる演奏再生
  • 投票

自律システム部門を優先して行います。

5.終了

  • 演奏生成セッション中はICMPCの会議参加者が見学者として自由に出入りします(公開)。

リスニングタイム:1分間PR&試聴

演奏生成セッションの終了合図から数分後に,同会場で,提出された生成演奏の聴き比べを行います。

各生成演奏は,本部が用意するPCから自動ピアノで再生・披露されます。演奏披露に際しては,各チームによる1分間のPRをしてもらいます。システムの表現意図や実装上の創意工夫など,来場者に対して積極的にアピールしてください。

課題曲

以下2作品の両方を,制限時間内に提出していただきます。

  1. ショパン風のピアノ曲
  2. モーツァルト風のピアノ曲

いずれも,村尾忠廣氏(愛知教育大学教授)による新曲であり,曲中の拍子記号は一定です。表情なしの場合の楽曲の演奏時間は約1分間です。これは,4/4拍子で1分間あたりの拍数(BPM)が120の場合において約32小節分の長さ に相当します(実際に配布される課題曲が4/4,BPM=120,32小節であるとは限りません)。

システム入力のための楽譜データは,MusicXML,標準MIDIファイル(SMF)の2種類のフォーマットがあり,いずれも当日配布されます。SMFには,各音の音高,楽譜上の音価,楽譜上の発音時刻が記述されており,Format 1 および Format 0 の両方の形式が配布されます。MusicXMLについては,上記に加えて,五線譜に一般的に付記される演奏記号(f p ,クレッシェンドなどの強弱記号,andante などの発想記号,スラーやスタッカートなどの奏法記号)が含まれます。いずれのファイル形式においても,楽曲のフレーズ構造や和声(コード進行)については記述されません。

  MusicXML SMF形式
書式・データ形式 Partwise Format 1 Format 0
基本情報 各音の音高
楽譜上の音価・発音時刻
O O O
拍子記号,調号,楽曲冒頭のテンポ(BPM) O O O
演奏指示
記号
強弱記号(f p ,クレッシェンドなど) O X X
発想記号(andante など) O X X
奏法記号(スラー,スタッカートなど) O X X
音楽構造 声部割当(五線譜上のdivision) O  O  X
楽曲のフレーズ構造
和声(コード進行)など
X X X

また,参考として,印刷されたピアノ譜も同時に配布されます。

順位づけ・表彰

生成演奏の順位づけは,ICMPC参加者による聴き比べ投票(Web投票を含む)ならびに楽曲提供者の採点によって行われ,それぞれ第一位を獲得したエントリチームに以下の賞が授与されます。

  • Rencon Award : 一般投票の第一位。賞状ならびに賞品授与
  • Rencon Technical Award : Rencon実行委員会による技術賞
  • Rencon Murao Award : 作曲者による採点の第一位。賞状ならびに賞品授与

応募条件

  • コンテスト当日までに,システムが上記の要件(上述)を満たすこと
    (申込時点でシステムが完成している必要は必ずしもありません)
  • 1エントリにつき1人以上の担当者が当日会場で生成に立ち会うこと
    • ICMPCへの参加登録が必要です。
    • コンテスト中のシステムトラブルについては,本部では一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
  • システム動作に必要な機材(PC,ケーブル類)を持参すること
    • 電源,机,イス,デモ用スピーカ,ポスター掲示用小道具は主催側から提供されます。
  • 会期中に行われるRenconオーガナイズドセッションに参加すること

なお,1つの研究チームが複数のシステムをエントリすることも可能です。ただし,それぞれのシステムを操作するのは異なる担当者としてください(2つのシステムをエントリするなら参加担当者は2人以上)。ご不明な点についてはご相談ください。

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